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金利の変動と景気

実質金利の変化

期待実質金利の変化は在庫投資、設備投資、住宅投資、耐久消費財支出などに影響が及び、名目金利の変化は資産価格の変化を通じて消費に影響を与えます。このように、金利の変動は総需要の変動をもたらし、それを通じて国内総生産や物価などに影響を与えます。たとえば、名目金利が低下し、それに伴って期待実質金利も同様に低下すれば、他の事情などに変化がなければ、投資や耐久消費財への支出が増加し、かつ、資産効果を通じて消費支出も増加します。この際、もしも経済全体に供給余力があれば、総需要の増加に応じて、それほど物価が上昇することなく総供給が増加し、実質国内総生産は増大することになります。

実質国内総生産

しかし、供給余力がないような状態で総需要が名目金利と期待実質金利が低下することによって増大すると、実質国内総生産はほとんど増加増加せず、物価の上昇のみが引き起こされてしまいます。これが、金融と実質国内総生産や物価のマクロ経済との関係です。なお、資産価格の変動は金融仲介費用に影響を及ぼし、それを通じて国内総生産や物価に影響を及ぼします。