消費者金融とメディア

テレビコマーシャル

現在、消費者金融などの金融業者のテレビコマーシャルにについては、時間規制がかけられています。朝と夜の一部時間帯でのみ規制がかけられているわけですが、1990年代にはそういった規制もなく、ゴールデンタイムに堂々とCMが流されていました。

もともと日本民間放送連盟では放送基準130条において、サラリーマン金融は取り扱わないと規定し、テレビ以外でも、新聞、ラジオといったメディアも、サラ金関係の広告は一切受け付けていませんでした。

90年代に入り、自動契約機の登場で顧客を倍増させた大手消費者金融は、更にテレビCMに打って出ます。 当時の日本はバブル崩壊によって多くの企業の収益が悪化したことで、テレビCMが激減したため、1999年から消費者金融のテレビCMが解禁されたのです。

大手消費者金融広告宣伝費の統計

テレビCMで有名となった消費者金融

特に有名なのは武富士のCMで、武富士ダンサーと呼ばれる女性たちが軽快な音楽に乗って踊るダンスシーンは、消費者金融を知らない人でも認知を高め、社会現象が起きるほどの影響力があったといいます。

また、業界大手のアイフルのCMは、チワワ犬の可愛らしい姿が話題となり、チワワ犬の人気を高める効果も生み出しています。

こういったお茶の間の庶民に親しまれた消費者金融のCMですが、実際はこの当時、グレーゾーン金利を勝手に解釈して高金利(当時の上限金利は40%)で貸し出しており、支払いが滞った顧客には過酷な取り立て行為をしていたことも、紛れもない事実です。