アイク

外資系消費者金融NO1だったアイク

消費者金融アイクの看板

消費者金融アイクは1979年、アメリカの大手ノンバンク企業であるアソシエイツの100%出資会社として設立されました。アソシエツ社は世界14か国に2900店舗を持ち、融資総額は9兆円をこえる巨大企業でした。

当時は外資系の金融業者が続々と日本進出を開始している中で、アイクは後発に数えられる存在だったにもかかわらず、日本の国民性に迎合した堅実な業務で業績を伸ばし、国内五位に位置するほどまでに成長しました。

  • 1979年 2月:東京において米国大手ノンバンクアイシエイツ社によって創業
  • 1981年 1月:日本消費者金融協会(JCFA)に加盟する
  • 1981年 1月:外資系金融のハウスホールド社の債権を買収
  • 1984年 1月:外資系金融のベネフィシャル・ファイナンス社の債権を買収
  • 1986年 1月:外資系金融のアブコ・ファイナンスの債権を買収
  • 1986年 1月:社名をアイク株式会社に変更
  • 1993年 9月:親会社がシティグループへ売却されたことを受け、シティグループ傘下となる。
  • 2001年11月:楽天市場に女性のためのキャッシング・ブランド 「レディスチャーミー」 を出店。
  • 2003年 1月:ディック、ユニマットライフと経営統合によりCFJ株式会社ブランドとなる。
  • 2006年 1月:ディックに統合される

アイクのポケットティッシュ

1999年当時の企業データ

  • 本社所在地/〒107-8304 東京都港区赤坂2-39 円通寺ガデリウスビル2階
  • 代表者/佐々木芳純(ささき・よしずみ) 創業/昭和54年
  • 従業員/2,525人(男1401人、女1124人) 資本金/574億9,500万円
  • 平均年齢/男(32歳)、女(26歳)
  • 融資残高/4,939億円 事業内容/トータルファインナンス、不動産担保ローン
  • 営業所等/本社(東京)支店484
  • 初任給/大卒営業22万1,370円(各種手当含む)
  • 賞与/98年冬2.5ヵ月、99年夏2.0ヵ月
  • 勤務時間/9:00〜17:45
  • 賞与/年間121日、有給休暇、初年度10日・最高20日
  • 99年度採用実績/大卒212名、短大卒50名
  • 採用実績校/明治、帝京、日本、駒沢、国学院、神奈川、国士館、立正、獨協、千葉商科

テレビコマーシャル

現在、消費者金融のテレビコマーシャルは2006年の貸金業規制法改正により、各社月間100本以内、午前7時から午前9時までの間と午後5時から午後10時までの間は放送できない決まりになっていますが、それ以前はゴールデンタイムの時間帯に頻繁に消費者金融のCMが流されていた時代がありました。

この時代のテレビCMによって利用者が急増したと言われていますが、これによって多くの多重債務者や自殺者を生み出したことも忘れてはなりません。

1999年当時のCM

2001年当時の金利  29.200%
   
   
   

2001年当時のCM

2004年当時の金利  29.200%
   
   
   

1999年消費者金融金融融資残高ランキング

1999年は消費者金融業界が最も勢いに乗っていた時代です。各業者とも顧客を増やし、過去最高益を出していた一方で、過剰融資により多重債務者や自己破産者が増えていった時代です。

  • 第一位0武富士(1兆3,412億円). 当時の上限金利27.375%
  • 第二位0アコム(1兆2,064億円). 当時の上限金利27.375%
  • 第三位0プロミス(9.766億円). 当時の上限金利25.550%
  • 第四位0アイフル(5,392億円). 当時の上限金利29.200%
  • 第五位0レイク(4,188億円)
  • 第六位0アイク(4,188億円)
  • 第七位0三洋信販(2,252億円). 当時の上限金利29.000%
  • 第八位0ディックファイナンス(2,084億円)
  • 第九位0ユニマットライフ(1,659億円)
  • 第十位0日立信販(1,601億円)

国内では様々な妨害を受ける

日本に進出した1979年当時、国内では外資系に対するアレルギーから様々な妨害を受けることとなります。当時、出資法で定められていた上限金利は109.5%だったものの、外資系は設立の条件として上限金利が半分以下の48.0%という条件を突き付けています。

また、信用情報機関(当時は全情連)の利用は国内事業者の反対でが認められなかったことから、融資の際には時間をかけて面談するより他はなく、それによって利用者からは多くの批判を受けたと言われています。

こういった様々なハードルをクリアしていったアイクは、国内大手の消費者金融に次ぐ第5番目の融資額を誇る会社に育っていったのです。