キャスコ

一店舗当たりの顧客数業界二位だったキャスコ

キャスコの店舗風景

大阪で創業されたキャスコは、準大手の消費者金融として地域に密着した顕密な営業をしていました。特に1997年には営業収益178億8900万円を記録し、一店舗あたりの顧客数では業界第二位にまで位置していました。

バブル期にも小口融資に徹した堅実な営業を行っていたことから、バブル崩壊にも影響を受けず、逆に営業拡大路線で新規出店を加速させたほどです。1996年には自動契約機のイメージキャラクタに生稲晃子さんを起用しています。

  • 1962年 8月:大阪市において株式会社大商を創業、手形割引を主体とした金融業を開始
  • 1967年 4月:消費者金融を開始
  • 1972年 8月:社名を株式会社ダイショウに変更
  • 1978年10月:大阪市東区に本社を移転
  • 1985年 5月:大阪市中央区に本社ビル竣工
  • 1989年 9月:社名を株式会社キャスコに変更
  • 1996年 4月:自動契約機導入、イメージキャラクターに生稲晃子を起用
  • 1999年 5月:オリックスが株式の約40%を取得して筆頭株主に
  • 1999年 7月:資本金を10億円に増資
  • 2003年 2月:UFJ銀行とATM提携を実施
  • 2004年 4月:日本保証システム株式会社を設立
  • 2005年10月:株式会社フォーサイド・ドット・コムの子会社となる
  • 2006年12月:子会社の日本保証を売却
  • 2007年 4月:大阪市中央区船場に本社を移転
  • 2009年 2月:社名をプライメックスキャピタルに変更

キャスコの自動契約機

1997年当時の企業データ

  • 本社所在地/〒541-0047 大阪府大阪市中央区淡路町2-4-1
  • 代表者/井上武彦(いのうえ・たけひこ) 創業/昭和37年
  • 従業員/446人 男186人(35.0歳)、女160人(25.1%) 資本金/10億円
  • 融資残高/517億1668万円(平成11年4月) 事業内容/消費者金融
  • 営業所等/国内50ヶ所
  • 初任給/大卒総合職19万4000円(住宅手当、残業手当含まず)
  • 30歳モデル年収/大学総合職751万(支店長、既婚者)
  • 賞与/98年冬2.95ヵ月、99年夏2.65ヵ月 勤務時間/9:00〜18:00
  • 休日休暇/年間122日、有給休暇、初年度10日・最高20日
  • 99年度採用実績/大卒32名、短大卒5、専門学校卒3名
  • 採用実績校/法政、駒沢、東洋、明治学院、立命館、大阪学院、近畿、京都産業、奈良産業、阪南

テレビコマーシャル

現在、消費者金融のテレビコマーシャルは2006年の貸金業規制法改正により、各社月間100本以内、午前7時から午前9時までの間と午後5時から午後10時までの間は放送できない決まりになっていますが、それ以前はゴールデンタイムの時間帯に頻繁に消費者金融のCMが流されていた時代がありました。

この時代のテレビCMによって利用者が急増したと言われていますが、これによって多くの多重債務者や自殺者を生み出したことも忘れてはなりません。

2001年当時のCM

2001年当時の金利  29.200%
   
   
   

1995年金融関連経常利益ランキング

1995年は金融界にとって衝撃の生まれた年になりました。バブル崩壊と不景気による不良債権に苦しむ銀行業界を後目に、消費者金融がランキングトップに躍り出たのです。しかも、トップ10に3社も入る有様で、当時の日経流通新聞には「大手消費者金融、都銀を超えた!低金利背景に躍進」との見出しで紹介しています。

  • 第一位0武富士(1兆3,412億円). 当時の上限金利27.375%
  • 第二位0アコム(1兆2,064億円). 当時の上限金利27.375%
  • 第三位0プロミス(9.766億円). 当時の上限金利25.550%
  • 第四位0アイフル(5,392億円). 当時の上限金利29.200%
  • 第五位0レイク(4,188億円)
  • 第六位0アイク(4,188億円)
  • 第七位0三洋信販(2,252億円). 当時の上限金利29.000%
  • 第八位0ディックファイナンス(2,084億円)
  • 第九位0ユニマットライフ(1,659億円)
  • 第十位0日立信販(1,601億円)
  • 0キャスコ(517億円)