日立信販

日立グループから提訴を受けていた日立信販

消費者金融日立信販の看板

団地金融が全国的な広がりを見せる1969年、日立信販の前身となる山一物産株式会社は創業しました。その後、サラリーマン金融として手広く業績を拡げる中、1983年には日立信販株式会社と名称を変更し、全国展開を開始します。

しかし、日立グループと何ら関係のない商号を使用したことから、フリーライドとして日立クレジットから提訴を受けることになります。その後、1999年には融資残高で業界10位(約1600億円)にまで位置することになったものの、2003年には早々と会社更生法を申請し、2008年には全店舗が閉鎖となりました。

  • 1968年 6月:東京葛飾区において山一物産株式会社として創業、個人消費者向無担保ローンの営業開始
  • 1969年 3月:資本金を2000万円に増資
  • 1969年 3月:資本金を3000万円に増資
  • 1972年 3月:本社を東京都足立区に移転
  • 1980年 5月:商号を日立企業株式会社に変更
  • 1983年 5月:本社を東京都千代田区に移転
  • 1988年 1月:東京都荒川区に本社ビル竣工
  • 1988年 8月:資本金を3億円に増資
  • 1990年 4月:ラジオ日本で巨人軍ナイター中継の提供を開始
  • 1990年 6月:資本金を10億円に増資
  • 1992年 4月:関連会社6社を吸収合併し、資本金を10億4,656万円に変更
  • 1994年 4月:関西、四国地区に進出
  • 1994年 6月:九州地区に進出
  • 1995年 1月:イメージキャラクターとして河合奈保子を起用
  • 1995年 3月:資本金を12億5千万円に増資
  • 1995年 7月:融資残高が1000億円を突破
  • 1995年10月:自動契約機「ひタッチくん」を導入する
  • 1996年03月:東日本の電車内広告を開始
  • 1996年04月:港区赤坂1-1-2に土地120坪、総床面積1,650坪の本社ビル購入
  • 1996年05月:1996年3月期決算にて過去最高の経常利益120億円を達成
  • 1996年07月:本社港区赤坂1-1-2に移転、ホームページ開設
  • 1996年11月:北海道、静岡、愛知、大阪、福岡でテレビCM開始
  • 1997年 4月:新卒者207名入社
  • 1997年 5月:3月期決算で過去最高192億円の経常利益を達成
  • 1997年 9月:総店舗(有人、無人)数が300店を達成
  • 1998年 4月:新卒者202名入社
  • 1999年 1月:メインバンクの東京相和銀行と、主要借入先の東邦生命が破綻したことで資金繰りが悪化
  • 2001年 1月:日立クレジットからの提訴を受けていたフリーライドについて、最高裁判決で敗訴したことで社名をアエルに変更
  • 2003年 9月:会社更生法の適用を申請
  • 2003年11月:アメリカの投資ファンド、ローンスターグループの傘下となる
  • 2004年 7月:グループ会社であった消費者金融ナイスを吸収合併
  • 2006年 7月:貸金業法違反により全国250カ所の全店で30日間の業務停止命令を受ける
  • 2007年 8月:会社更生手続きを終結
  • 2008年 8月:過払い金請求により資金繰りが悪化、東京地裁へ民事再生法の適用を申請
  • 2008年 8月:全有人店舗が閉鎖される

日立信販のポケットティッシュ広告

1999年当時の企業データ

  • 本社所在地/〒107-0052東京都港区赤坂1-1-1
  • 代表者/二重作 弘正(ふたえさく・ひろまさ) 創業/昭和35年
  • 従業員/1,512人(男983人、女529人)
  • 資本金/18億7,000万円
  • 事業内容/消費者金融 営業所/全国350店 自動契約機/全国351店

テレビコマーシャル

現在、消費者金融のテレビコマーシャルは2006年の貸金業規制法改正により、各社月間100本以内、午前7時から午前9時までの間と午後5時から午後10時までの間は放送できない決まりになっていますが、それ以前はゴールデンタイムの時間帯に頻繁に消費者金融のCMが流されていた時代がありました。

この時代のテレビCMによって利用者が急増したと言われていますが、これによって多くの多重債務者や自殺者を生み出したことも忘れてはなりません。

1999年当時のCM

1999年当時の金利  29.200%
   
   
   

1999年消費者金融金融融資残高ランキング

1999年は消費者金融業界が最も勢いに乗っていた時代です。各業者とも顧客を増やし、過去最高益を出していた一方で、過剰融資により多重債務者や自己破産者が増えていった時代です。

  • 第一位0武富士(1兆3,412億円). 当時の上限金利27.375%
  • 第二位0アコム(1兆2,064億円). 当時の上限金利27.375%
  • 第三位0プロミス(9.766億円). 当時の上限金利25.550%
  • 第四位0アイフル(5,392億円). 当時の上限金利29.200%
  • 第五位0レイク(4,188億円)
  • 第六位0アイク(4,188億円)
  • 第七位0三洋信販(2,252億円). 当時の上限金利29.000%
  • 第八位0ディックファイナンス(2,084億円)
  • 第九位0ユニマットライフ(1,659億円)
  • 第十位0日立信販(1,601億円)